北海道手をつなぐ育成会全道大会(苫小牧)を開催しました。

 知的障害者や家族、支援者などでつくる全道組織、北海道手をつなぐ育成会(事務局札幌市)の全道大会が28日、苫小牧市内で開幕した。2日間にわたって全道各地から集まった約800人の参加者が分科会や講演などを通じて、障害者が安心して幸せに暮らせる地域の在り方について考える。初日は発達支援や高齢化問題など五つのテーマごとに分科会を行った。

 道手をつなぐ育成会、苫小牧市手をつなぐ育成会などの主催。全道大会は毎年、道内で開催地を変えながら開いており、63回目。市内での開催は31年ぶりとなる。

 参加者約800人のうち、約250人が障害を持つ人。会員以外にも2日間にわたって延べ約350人の市民から申し込みを受けているという。

 28日午前は市民会館と医師会館で▽発達・教育▽就労・日中活動▽暮らす▽高齢▽育成会活動―のテーマごとに分科会を行った。

 このうち、市民会館での第1分科会(発達・教育)には市民を含め約140人が参加。札幌市の手をつなぐ育成会有志らでつくる「啓発キャラバン隊TeamI(チーム・あい)」のメンバーを講師に、発達障害がある人の物の見え方や感じ方などを参加者が疑似体験するワークショップを織り交ぜたプログラムを展開した。

 ワークショップでは、軍手をはめた状態で袋の中から折り紙を制限時間内に取り出したり、視界を狭める道具を使ってスクリーンに映し出された絵の中から指定の物を探すといった体験が用意された。参加者は思い通りにいかない上、司会者から「早く、早く」とせかされて困惑の表情。発達に障害がある人の中には指先をうまく使えなかったり、視野を広く持てない人もいることを学んだ。

 主任児童委員を務める、苫小牧市矢代町の小玉つたゑさん(63)は「相手を理解しようという姿勢で、見守ることの大切さを知った」と語った。

 同日午後からは、分科会ごとのシンポジウムなどを実施。市民活動センターでは、約100人の障害者が参加する「本人大会」が行われた。

 大会2日目は市民会館大ホールで全体会を予定。札幌市の児童精神医・臨床心理士の田中康雄氏による記念講演のほか、「本人大会宣言」や大会宣言決議などを行い、2日間の研修成果をまとめる。
 地元大会の準備、運営を担ってきた苫小牧市手をつなぐ育成会の斎藤フミ子会長は「障害について理解をより深められるような有意義な大会にしたい」と話した。

苫小牧民報『手をつなぐ育成会全道大会、苫小牧で開幕 知的障害者や家族、支援者ら800人参加(2018/7/28配信)』より引用

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